痛い
2014年 09月 05日
お月見の日は旧暦の8月15日と9月13日で、今年は9月8日と10月6日。9月8日はいわゆる中秋の名月(十五夜)。うーさぎうさぎ、の歌を口ずさみつつ、おまんじゅう食べたりお団子を食べたり里芋を煮たのを食べたり、なんだかやたらと食べるのがお月見の日だなと思います。ススキはその辺にたくさんあるし(田舎だから)。
デパートに行ったらもうお月見のお菓子が出ていて、夏の名残りの水まんじゅうや水大福と眺めてどちらを買おうかな、と悩むのも楽しいです。秋が来た!と買ってしまいたい気もするし、まだまだ暑いしもうすぐ夏も終わりだなと思いながら冷やした水まんじゅうを頬張るのもいいし、と、結局決められずに両方買ってしまうんだけれど。家に帰ってきたら大急ぎで冷蔵庫に水まんじゅうを冷やして、秋のおまんじゅうはお仏壇にお供えして、ゆっくりお茶を入れてまたどちらを今食べようか、と悩む。そんなことで毎日が楽しくなるんだから、私も簡単だよなあ。
今年は当日に少しお花を飾って、ちゃんとお月見をしてみようかな。思えばお月様には新月や満月の日にお願い事をしてみたり、夜を楽しいものにしてもらったり、お世話になっていることが多いから。うさぎさんを労って、これからもよろしくの気持ちを込めて。器はいつも使っているようなコップとかお皿とかにして、それにグリーンをわさわさと入れて、ススキも飾って、お花はうさぎの白か、お月様の黄色か、秋を感じさせる赤か。白い器に黄色と赤いお花でもいいかもしれない。ススキをリボンできゅっと縛って飾るのも意外に素敵かも。
その時に食べるお菓子を決めておくのも大切だ、やっぱり先に色々と試してみなくちゃならないな。うさぎさんがつまみ食いしたくなっちゃうくらいにかわいくて、食べたらうっとりするほどおいしいのがいい。
こんなふうにおいしい和菓子に目覚めて買ってみようと思うようになったのも、お月見をしようと思ったのも30歳を超えてから。ひとつひとつ年を重ねて、背伸びをするように、楽しみが増えていくのがうれしい。